以下に記載するルールは2010年10月改訂版です。
解説付競技規則は、ダウンロードページからPDFでダウンロードする事ができます。
第1条 コート
- コートの大きさは、縦13.40m、横6.10mの平坦な長方形(バドミントンコート規格)で、その中央はネットによって二分される。
- コートのラインは、各体育施設のバドミントンコートを使用するため、色の指定はできないが、緑色および白色が望ましく、その幅は3.0~5.0cmとする。
- コートの両端を区切るラインを、べースラインおよびサイドラインと呼ぶ。
- サービスラインは、ポストの中心から、1.OOmをとってからラインを引く。
- その他コートの規格は、下図の通りとする。
第2条 支柱
- 支柱は、ネットを張れる強度のものを、コートのサイドライン上の中央に設置する。高さは床面から、1.02mとし床埋込み式アルミ製専用支柱を使用する。
- 日本ミニテニス協会公認(以下、協会公認という)支柱のないところは、代用としてバドミントン用を使用する。
第3条 ネット
- ネットは、バドミントン用ネットを使用する。
- ネットの高さは、中央で床面から1.00mサイドライン上で、1.02mとする。
第4条 ボール
- 協会公認ボールを使用すること。
- ボールの空気圧は、ビニール製のため、外気温や室温によって異なり、バウンドによって決めるものとし、床上1.5mの高さから落下したとき、50cm~65cm位バウンドすることが望ましい。
第5条 ラケット
- ラケットは、協会公認のミニテニス専用ラケットを使用しなげれならない。
- 大きさは、ヘット部の長さ40cm以内、幅23~28cm、グリップ部の長さ17cm以内とし、全体の長さは57cm以内とする。
- ラケットの形を著しく変えるようた仕掛けや、ボールに特別な影響がでるようなラケットの使用は認められない。その判断は、大会競技委員長が行う。
第6条 得点板
- 支柱に直接取付けられる、ミニテニス専用得点板を使用することが望ましい。
- 各種競技用得点板を使用することもできる。
- 得点板を手で持って、審判ジャッジに影響を与えてはならない。
第7条 試合形式
- ミニテニスは、ダブルス個人戦と団体戦を原則する。
- ダブルス個人戦は、混合ダブルス、女子ダブルスおよび男子ダブルスとする。
- コートにつく位置は、対戦者若い番号のプレーヤーが、主審の左側に入る。
- プレーヤーは、すべてワンバウンドの後ツーバウンドする前に、相手側コートに打たなげればならない。
- サービスされたボールをレシーブした後は、交互でなくペアのどちらが打ってもよい。
- プレーヤーのコート右側同志がジャンケンをし、勝者がサービスおよびレシーブのいずれかをとり、敗者は残りとする。
- コートは、1ゲーム終了ごとに相手側と交替する。
第8条 ゲームの勝敗
- ゲームは、6ポイント先取をもって勝者とし、ポイントが5ポイントで並んでもジュースは行わない。なお、時間等の都合で5ポイントにすることもできる。
- 試合は、3ゲーム中2ゲーム先取した方が勝者となる。
- 競技の運営上、必要に応じて他の方法で行うこともできる。
第9条 サービスの方法と順序
- サービスは、主審のコールがあった後、すみやかに行わなげればならない。
- 両サイドともサービスは不当に遅らせてはならない。
- サービスのトスは、サイドラインおよびセンターラインのそれぞれ仮想延長線の内側(線上良)に行い、べースラインについては、前後どちらでも良いが、インパクトの瞬間べースラインに足が触れたり、コート内に踏み入れてはならない。
- サービスは、1回とし自分の足元でワンバウンドさせたボールをウエストより下(打球点)で、対角線上の相手方コートに、交互に打たたげればならない。
- サービスボールが支柱やネットに当たって、正しく相手コートに入った場合は、繰返しサービスすることができる。
- サービスは、サーバーの一人が続けて行い、《ファイナルゲームを除く)その試合中はパートナーが代行することはできない。
- サービスは、ネットに向かって右側よりはじめ、左右交互に対角線上の相手方サービスコート内にボールを入れる。
- 1勝1敗の後、3ゲーム目(ファイナル)のサービスは、1ゲーム目のサービスしたペア右側の者が行い次は左側パートナーが行うペア2人が終った後は、相手方のペアに交替し、右左の順番でサービスを行い、以後そのゲームが終るまで交互に行次う。
第10条 サーバーの失ポイント
- ボールを持った手の平が上を向いてない場合、また故意にボールを回転させたとき。
- サイドラインおよびセンターラインの仮想延長線の外側にトスしたとき。
- サービスしたポールが、相手方のサービスコート内に落ちなかったとき。
- サービス動作に入り、手からボールが離れたのに打たたかったとき。
- サービスしたボールが、パートナーの身体やラケットに触れたとき。
- サービスをウエストより上で打ったとき。
- サービスの順番を間違えて、審判員から注意を受けた時また、相手方から抗議があり審判員が認めたとき。
- 主審コール後、ラケットにボールを合わせる動作をしたとき。
第11条 サービス時のレシーブの方法と順序
- 各ゲームの最初のレシーブは、ネットに向かって右側のサービスコートで行い、以後左右交互に行なう。
- レシーバーは、それぞれ決められたサービスコートでレシーブすることとし、ゲーム中にパートナーと代わることはできない。
- レシーバーの立つ位置は、自分側のコートならばどこに位置してもよい。ただし、相手方の視界をさえぎったり、妨害になるような行為をしてはならない。
第12条 レシーバーの失ポイント
- レシーブすべきポールを有効にレシーブできなかった時。
- レシーブの位置を間違えて、レシーブし審判員から注意を受げた時また、相手方から抗議があり審判員が認めた時。
- ボールがワンバウンドする前、ダイレクトで身体やラケットに触れた時は、コートの内外であっても失ポイントとなる。
第13条 インプレー
- ボールが支柱やネットに触れても、正しく相手方のコートに入った時。
- ボールが支柱の外側を通過しても、ネットの高さ1m(センター通過時)を確保して相手方コートに正しくボールが入った時。
- ラインにボールのビニール面が直接触れた時。(オンライン)
- 身体の一部がネットの上下から出ても触れなければよい。
- ラケットが手から離れたが、中央のネットより自軍側で、しかも隣のコートエリヤ外に落下した時。
- 打とうとして、パートナーのラケットと接触したが、相手方コートに正しくボールが入った時。
第14条 プレー中の失ポイント
- ボールが相手方コートのライン外に落ちた時。
- ボールが直接パートナーのラケットや身体等に触れた時。
- ツーバウンドする前に、返球できなかった時。
- 身体やラケットがネットおよび支柱に触れた時、またラケットが打球時にネットオーバーした時。
- ポールを打とうとして、ラケットに2度以上触れた時。
- レシーブしたポールが、審判員や得点板(支柱直接でないもの)およびその他施設物等に当たった時。
第15条 ノーカウント
- 主審がプレーボール及び得点をコールする前に行なったサービス。
- 審判員が判定を誤り、プレーが中断された時。
- 突発事故等によって、プレーが妨害された時。
- 審判員がコート内にて、そのボールに当たってしまった時。
- ボールが破損した時。コート内外にかかわらず。
- ラリー中スマッシュしたボールのバウンドが低く、選手からアピールがあったときは、そのボールのバウンドを測定し、床面から30㎝以下のときはノーカウントとなる。
- その他主審が特に認めた時。
第16条 アウトボールの処理
- アウトボールは、チーム内のプレーヤーの誰が捕球しても良い。ただし、ノーバウンドで捕球または身体およびラケットに当った時はアウトとなる。
- ライン上にきわどく落下したボールがアウトでも返球して良い。
- ゲーム中他のチームのボールがコートに入って来た時も、ゲームを続け審判員の除去を待つ。
第17条 審判員に対する抗議権
- ダブルス、個人戦の時は、そのゲーム当事者のみ抗議することができる。
- 団体戦の時は、監督(側近にいること)およびそのゲームの当事者のみ抗議することができる。
第18条 その他上記条項にない取り決め事項
- ボールがネットにかかった時は、その状況を見て主審が判定する。
- 負傷した場合等の応急処置の時聞は、そのゲームに限りに5分以内とする。
- 審判員が、プレーヤーの状況の見て、ゲームを中止させることができる。
- サービスボールがコート中間地点を通過した時、副審が計時し、1分間でタイムオーバーとなり、両ペアに1ポイントずつ加点される。(新特別促進ルール)
- 予選リーグ戦において選手が怪我等で、破棄した時は、すでに終了したゲームを含め、全てのゲーム0対6で負けとなる。
- 順位の決め方(ファイナルまで行う時)は、次の通りする。
- 勝ち試合から、負げ試合の数を引いて多い方
- 勝ちゲームから、負けゲームの数を引いて多い方
- 得ポイントから失ポイントの数を引いて多い方
- 同率対戦相手の勝者